
納豆は日本人になじみ深い食品です。
毎朝食べる人も多いですよね。
お店では小分けしたパックで売っていて、値段も3パックで100円程。とっても手軽に食べることができます。
さて、お手軽であるからこそ、冷蔵庫に入れっぱなしということもあるのではないでしょうか。
そうなると、日が経っていて賞味期限が切れていることも。
納豆の賞味期限切れは食べたらダメなのでしょうか。1日過ぎてもダメなのか、また食べていいか判断の仕方について紹介します。
納豆の賞味期限切れは1日過ぎてもダメ?
まず、賞味期限の他にも消費期限というのがあります。違いは以下の通り。
- 賞味期限・・・「美味しく食べられる期限」
- 消費期限・・・「安全に食べられる期限」
納豆は発酵食品という性質上、日持ちがするので賞味期限の方が設定されています。
「美味しく食べられる期限」は、この期限を過ぎたとしても、しばらくは安全性には問題ないということです。
ですから、1日程度過ぎた程度では問題ありません。ただし、正しい方法で保存した場合という条件があります。
「冷蔵庫(10℃以下)で保存してください」
と注意書きしてあるように、この条件下での話です。
10℃を超える環境に長時間置くと発酵が早く進んで、期限以内でも品質が低下してしまいますので気をつけましょう。
納豆の賞味期限はだいたい1週間~10日ほどです。発酵食品の割には意外と短いものなのです。
だから、気が付いたら日が経っていて、期限が切れていたということが多いのでしょうね。
大丈夫かどうか判断するには?
賞味期限を過ぎてしまったけど、大丈夫かどうか判断する方法はないか、と思いますよね。
賞味期限切れ後でも、1週間程度は変化は見られません。
しかしそれ以上経過すると、発酵が進んで以下のような変化が起こります。
- 白いツブツブが出てくる
- パサついて固くなってくる
- アンモニア臭を感じるようになる
このような段階では、食感や風味が落ちてきて美味しくありませんが、食べられないこともありません。
白いツブツブですが、これはチロシンというアミノ酸の結晶です。カビのようですが、カビではないので食べても問題ありません。日が経つと、納豆の表面に現れるのです。
賞味期限内に発生することはまずないですが、切れると発酵が進み発生します。
食感が悪くなりますので、白いツブツブが出てきたら、加熱調理して食べる方がいいでしょうね。
日が経ちすぎて、臭いがキツすぎたり、水分が抜けて固くなり過ぎてしまった場合は、もう食べるのはやめておきましょう。
納豆は、製造されてからも発酵は進んでいきます。大丈夫かどうかの判断方法は、このように知っておいてくださいね。
基本は基本は賞味期限を守り、早めに食べるようにすることです。
まとめ
賞味期限はおいしく食べることができる期限という意味なので、賞味期限を1日過ぎた程度では全然問題ありません。
品質は変わらず食べることができます。
発酵が進むと白いツブツブが出てきたり、アンモニア臭が感じられるようになります。
1日過ぎた程度ではなりませんが、賞味期限から一週間も過ぎると徐々にそのようになってきます。
臭いがキツかったり、固くなりすぎたら食べるのはやめましょう。
納豆がおいしいのは、賞味期限内です。できるだけその時に食べるようにしてくださいね。(おわり)