
最近大きな地震が毎年のように起きています。
どこで起こるか分からない地震。
特に一人暮らしだと、頼る人がすぐ傍にいないというのは不安ですよね。
そんな不安な一人暮らしの地震に、とっさの対処法と必要な備えについて紹介します。
地震のとっさの対処は?
最初、地震が発生すると、「あ、揺れているな」としばらく立ち止まって様子をみるものです。
揺れが大きくなると、危険を感じて行動に移すはずです。
部屋内にいた場合、揺れが大きくなると、上から物が落ちてくる危険性があります。まずは、体を守る体制を整える必要があります。
頭を守る体制を取る
これは学校などで避難訓練でありましたよね。
「机の下に隠れ、頭を守る体制をしましょう」と。
頭を打ってしまっては人はとっさに動けなくなります。そして最悪の場合命を落としてしまいます。ですので、強めの地震が来たらまず、一人でも慌てずに頭を守る体制をとりましょう。
本棚などの背丈の高い家具の傍から離れる
本棚やタンスは背丈の高いものです。
地震には、「共振現象」といって、高さによって地震の振動数と一致すると、揺れが増幅する場合があるのです。
どういうことかというと、背丈の低いものが揺れていないから大丈夫だろうと思っても、背丈の高い物が大きく揺れる場合があるのです。
ですから、背丈の高い本棚やタンスは危険なのです。
例え、倒れはしなくても本棚なら本が落下して頭を打ってしまう恐れがあります。また、タンスは引き出しが揺れで開いてその角で頭を打ってしまう可能性も考えられます。
土砂や建物が崩れ起きそうな場所から離れる
都会で一人暮らしをしている人なら自分より背の高い建物をよく見ると思います。外にいるなら、その建物が揺れによってガラスが割れて頭に当たってしまう可能性があります。
なるべく建物から離れて頭を守りましょう。
また、土砂崩れが起きそうな場所にいる場合速やかに離れるようにしましょう。
津波と同じで土砂も液状化して流れてくるのです。
ガスコンロの火を消す
一人暮らしだと、家事をすることもあると思います。料理中にもし、大きな地震が来た場合慌てずに火を止めてください。
揺れを感じたら、すぐに火の元を確認する習慣は持っていた方がよいです。
また、強い揺れではドアや窓が上手く開かず、閉じ込められてしまう可能性があり、煙が充満する恐れがあるので、必ず火は止めましょう。
不安な地震にしっかりとした備えを
一人暮らしですと、すぐに頼る人がいない場合があります。それが、不安を感じる原因でもあるでしょう。
その為にしっかりとした備えをしておく必要があります。
一人暮らしですと、面倒だからいいやと、非常食を用意していないかもしれません。ですが、しっかりとした備えをしておくべきです。料理をよくしない人ならなおさらですね。
以前は、3日分の食糧と水を用意すべきというのが定説でしたが、現在では、1週間分の備えが必要とされています。
被災すると食料の到着が遅れて食事がとれない可能性があり、また、道が壊れて家からでるのが困難になることもあります。
そんな時、家に食べ物が無い状態だととても苦しい思いをしますよね。
カップ麺や長持ちするレトルト食品は日持ちがします。そういったものを日ごろからストックしておくものも対処法の一つです。
あとは、防災グッズも必要です。暗い所では明かりがないと不安です。懐中電灯や懐中電灯付きの手回しラジオなんて商品も販売されているので、検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
地震は誰でも不安なものです。
不安を感じるならしっかりと備えをして、とっさの対処法も頭にいれておいた方がいいですね。
一人暮らしの場合は、特に備えも万端にしておいた方が良いですよ。
食べ物や水は期限はありますが、どれも普段の食事に使えるもの。是非購入して震災に備えましょう。
そしてなにより、地震がきたら「慌てずに頭を守り行動する」ということが大切です。地震がきても慌てずに行動できるようにしてくださいね。(おわり)