女性の引っ越しのために、レディースパックというのがあるのを知っていますか。
レディースパックは男性によるサービスに不安を抱える女性のためのプランで、荷造りや運搬などの作業を女性スタッフが中心に行います。
男性スタッフにはできない、きめ細かなサービスが受けられると人気。
若い女性の場合、知らない男性に家に入られたり荷物を触られたりということに抵抗があって当然ですが、そんな方でも同性のスタッフなら安心して任せられますね。
今回はレディースパックについて紹介しますね。
目次
レディースパックのある引っ越し会社
そんな便利なサービスがあるのならぜひ利用したいと思うかもしれませんが、すべての引っ越し会社にあるわけではないので注意してくださいね。
そのため、レディースパックを利用したいなら、まず、そのサービス(名前は違っても女性のためのプラン)を用意している引っ越し会社を探すところから始めましょう。
例を挙げると、アート引越センターには「レディースパック」という女性のためのプランがあります。
その会社には3つのコースがあって、
- 荷造りや荷解きをお客さん自身が行う基本コース
- 荷造りはスタッフに任せられるけれど荷解きは自分で行うハーフコース
- 全部引っ越し会社のスタッフに任せられるフルコース
から選べるようになっています。
もちろん引っ越し会社に任せる度合いが高いほど料金も高くなります。割引やキャンペーンを利用すればお得になるチャンスもあるので検討してみましょう。
アート引越センター以外にもレディースパックのような女性のためのプランを用意している引っ越し会社はあるので、まずは見積もりついでにでも尋ねてみてはどうでしょうか。
はっきりプランとして掲げていなくても、女性のお客には女性スタッフを優先的に派遣してくれるところは多いはずです。
レディースパックの料金・相場
引っ越し料金は移動距離や運ぶ荷物の量によってまったく違うので、一概に相場として挙げることが難しいのですが、あえてだいたいの範囲を挙げるとすれば、近距離の引っ越しで3~6万円が相場と言えますね。
また、引っ越し会社の繁忙期に頼むと、通常より高い料金になることがほとんどなので注意してください。
繁忙期とは、多くの人が新生活に伴い引っ越しをする3月から4月にかけての時期ですが、1万円から2万円は上乗せされると思った方がよいでしょうね。
なお、レディースパックは通常のプランに比べてはじめから料金が高めに設定されています。
ですので、単身なら安く引っ越しできると思っても、繁忙期にレディースパックを頼むと、荷物の量によっては思いのほか料金が高くなることもあるでしょう。
また、女性スタッフの人数の関係で、希望の日時に予約が取れないことも考えられます。
レディースパックを利用するなら、引っ越しの日時が決まったらすぐにでも予約しておくことをおすすめします。
全員が女性とは限らない
上記のアート引越センターのレディースパックは、すべての作業を女性だけですることがサービスの目玉なのですが、すべての引っ越し会社がそういう訳ではありません。
女性向けのプランでも男性スタッフが混じることもあることは知っておいた方がよいでしょう。
まず、先ほども触れたように人数の関係があります。引っ越し会社で現場作業する人の男女比を見ると、圧倒的に男性が多いです。
女性はそもそも少ないという事情があるため、忙しい時期に女性スタッフだけというのは難しいんですよね。なので全員が女性とは限りません。
それに、引っ越しといえば重い荷物を運ぶこともあるわけですから、力仕事が必要な時は女性だけでは対応が難しくなります。
たとえば大型の冷蔵庫や家具がある場合など、女性だけでは破損やケガなどのリスクがありますし、何とか運べるとしても力持ちの男性がいるのと比べて、搬出や搬入にかかる時間が長くなってしまいますよね。
つまり、レディースパックといっても、引っ越し会社によっては女性スタッフだけというのは現実的に難しいことを覚えておきましょう。
男性に触れられたくない荷物や入ってほしくない部屋がある場合は、先にそれを伝えておけば引っ越し会社は最大限配慮してくれるはずです。気になる時は直接引っ越し会社に尋ねてみましょう。
単身パックも検討してみよう
上で見てきたように、女性スタッフだけを希望しても実際はなかなか希望通りにならないことがあります。
それにレディースパックは通常料金より高いことが普通です。それを考えると、単身者向けの単身パックを選んだ方が都合が良いことも多いでしょうね。
単身パックは、荷物の量がボックスに収まる範囲と決まっているので、見積もりのために引っ越し会社のスタッフが訪問することはありません。
なにより、料金が安いのが魅力ですよ。全員を女性にという指定は難しいですが、相談するだけなら無料ですので、単身パックで女性スタッフは付いてくれるのか尋ねてみるのも一つの手でしょう。(おわり)