消防団はいったいどんな活動しているのだろう?
そう思うかもしれません。
知り合いが消防団員だったり、団員にならないかと勧誘されたりすると、どんな活動しているのか気になりますよね。
消防団はおおむね全国にあり、活動内容は全く同じではありません。地域や一つ一つの団によっても差があります。
ここではおおむね一緒であろうというものを紹介します。
私は消防団に10年在籍していました。班長や部長など役職に就くことはなく一般団員のままでした。私の所属していた団を例に1年の活動内容について紹介します。
目次
消防団の活動内容
消防団の活動内容は、その名の通り消防活動です。
住んでいる地域に火災が発生すれば、招集がかかり消火に向かいます。私たちの所は団員が皆LINEに登録しており、一斉に連絡が送られます。
消火にあたっては基本的には本職の消防士がいますから、消防団員は補助的な役割をします。
例えば、鎮火あと延焼しないか見守ったりすることですね。
田舎の方で消防士の到着が遅くなる場合は、消防団員が率先して消火にあたることになります。
あとは災害発生時も招集がかかれば出動します。火災だけではありません。
私は一度も災害で招集されたことはありませんが、テレビでも災害発生時、消防団員が参加しているのをみることがあるかと思います。
啓発活動も行います。
火災に注意するよう月数回、地域を消防車でカーンカーンと音を鳴らしながら巡回します。
また、地域の会社にビラ・ポスターを配ったりもしますよ。
消防団の1年の活動
定例日
定例日とは毎月参加する日です。毎月2回あり、夕方7時ぐらいから1時間集まります。
平日にもありますから仕事の都合上、参加できない団員も多くいます。
消防車に乗って地域を半鐘を鳴らしながら回ります。防火啓発のためですね。火災には十分気をつけてくださいねという意味合いです。
あとは、今後の予定など簡単に話し合うこともします。
1年の活動内容
出初式
1月の初めごろに出初式があります。
放水やはしご乗りがよくニュースになっていますよね、出初式の行事の一環として、これらが行われます。
あとは行進も行います。私のところは市役所に集まって市長の前を何十メートルか行進していました。
私のところの団では出初式が終わってから飲み会というのが流れでした。
火災予防週間
春(3月)と秋(11月)に火災予防週間があります。
活動内容は定例日と同じで、消防車に乗って地域を半鐘を鳴らしながら回ります。
それぞれ4~5日、定例日と同じように集まります。
操法訓練
6月に「操法」という消防技術を競う大会があります。
この操法大会に向けての練習が5月から始まります。
これは地域や団によって違いがあり、4月から始めるところや年中練習しているところもあります。
休日や平日でも仕事前や後に練習があるので、負担が重いと感じる人も多くいます。
この大会で勝てば8月に県大会、10月に全国大会があります。
年末警戒
12月下旬に年末警戒があります。
これも同じく活動内容は定例日と同じで、消防車に乗って地域を半鐘を鳴らしながら回ります。
4~5日程度あります。
まとめ
消防団の1年の活動を紹介しました。こう見ると意外と多いですよね。
消防活動の他、防災啓発活動、出初式のような行事もあります。そして実際消防団員を経験してみると操法が大変でした。
参考になさってください。