都市ガスとプロパンガスは重さが違うということは聞いたことがないでしょうか。
実をいうとガスの種類が違うので重さが違うのです。
その見分け方についても紹介しますね。
是非、参考にしてください。
目次
都市ガスとプロパンガスは重さが違う!
都市ガスは空気よりも軽いという性質があります。一方、プロパンガスは空気よりも重いんです。
そんな事普通にガスを使っていても知らないですよね。
都市ガスは主に、メタンガスです。「主に」、と言ったのは、他のガスが入っているからです。メタンガスだけでは熱量が高くないので、プロパンガスが5%程度含まれています。
それで、熱量を上げているわけです。
メタンの空気に対する比重は、0.555。空気より軽いのです。
一方、プロパンガスです。プロパンガスは「LPガス」とも呼ばれますよ。「Liquefied Petroleum Gas」の略なのです。「液体の石油ガス」という意味です。
プロパンガスの原料は、そのままプロパンガスです。
ただ、「ブタンガス」が主体のもあります。なかなか聞き慣れませんが、こちらも液化天然ガスに分類されるので、「LPガス」ということになります。
このガスは、熱量は高いです。
空気に対する比重は、プロパンが1.5、ブタンが2.0。空気より重いのです。
見分け方
シールの違いでガスの種類を見分けるのが簡単な方法の一つです。
もう一つのおすすめはガスの警報器の位置です。
都市ガスとプロパンガスは重さが違うので、設置される警報器も、より漏れたガスを探知しやすい位置になります。
どういうことかというと、都市ガスの場合は天井から30cm以内、プロパンガスの場合は床から30cm以内の場所に警報器が設置してあるんです。
他の方法としては、見分け方は、住宅の1階部分にガスボンベがあるかどうかをチェックするということです。
大きなマンションでもプロパンガスを使っている所はたくさんあって、マンションの1階部分に大量のガスボンベが設置してあることは地方ではよく見られるんですよ。
その他に都市ガスとプロパンガスの違いを見つけるには、ガス器具や給湯器などの側面にシールが貼ってあるので、そちらでチェックしてみてください。
都市ガスの場合は12Aや13A、プロパンガスの場合はLPGというシールが貼られています。
他には、不動産情報の中には「都市ガス」とか「プロパンガス」という表記をされているものもありますよ。
まとめ
大都市圏だとほとんどが都市ガスですけど、地方に行ってしまうと、プロパンガスを使用している賃貸物件が多いですよ。
都市ガスとプロパンガスの違いや見分け方を知っておくと損はないと思います。
あまり無いとは思いますが、都市ガスかプロパンガスかを見分けずに誤ったガス器具を使ってしまうと、ガス漏れの原因となる危険性があります。
火災を引き起こしてしまう危険性もあるので、やはり自分が住む住宅でどのガスが使われているかをきちんと確認することをおすすめします。(おわり)