マスタードはスパイシーな味わいを好む人には重宝するものです。
ちょっと欲しい時に、コンビニに行っても売っていない場合があります。
しかし「からし」なら、どこのコンビニでも販売されています。家でもマスタードはないけど、からしならあるという人は多いでしょう。
からしはマスタードの代用品になり得るのでしょうか。そこで原材料、作り方から代用できるものなのか紹介します。
目次
マスタードの原材料は?
マスタードは洋からしと呼ばれるものです。
洋からしの原料は、マスタードシードです。「シード」は「種」のこと。
マスタードシードには、いくつかの種類があるのですが、マスタードに使われるのは、「イエロー(ホワイト)マスタードシード」というものです。
これは、アブラナ科シロガラシの種子で、日をおいて乾燥させたもののことです。
他の種類にブラックとブラウンのマスタードがあって、それに比べると、黄色っぽい(白っぽい)のでそう呼ばれています。
マスタードの、はっきりとした黄色はターメリックを使っているからです。ターメリックは、ウコンの根茎を乾燥させて粉末にさせたもの。
これがマスタードを黄色くさせています。カレーの黄色は、このターメリックによるものですよ。
マスタードは、このホワイトマスタードにビネガーと水と塩、砂糖を混ぜて作られます。作り方は簡単なので、自宅で作る人もいますよ。
マスタードには粒入りと粒なしがありますが、種子の形をある程度残したものが、粒入りです。すべてすり潰したのが、粒なしです。
和がらしの原材料は?
一方、和がらしは、アブラナ科カラシナの種子から作られる香辛料です。
オリエンタルマスタードともいわれますよ。
種子を粉末にして、水やぬるま湯を加えて練って作られます。マスタードとの違いは、ビネガーや糖分を入れない点です。
マスタードは、ビネガーや糖分が入っているため、穏やかな辛味です。和がらしは、そのままなので、ピリッと辛いのが特徴です。
和がらしで代用できる?
では、和がらしで、マスタードので代用できるかということですが、辛味についてはできます。
和がらしもマスタードも辛味がメイン。
ピリッと辛いからしをマイルドにできれば、マスタードに近づけることができるという理論です。
そもそも原材料は、シロガラシとカラシナを使っている時点で違いますので、もちろん完全に代用できるというわけではありません。好みの問題もあります。
マスタードは、ビネガーや糖分が加えられている点が和がらしと違います。
酸味と甘みを加えれば、マスタードに近づけるということです。
では、何を加えればいいのかというと、マヨネーズです。マヨネーズの原材料は、卵、植物油、酢。
酢で酸味を代用します。甘味はありませんが、卵、植物油が和がらしのツンとした辛さをマイルドにします。
ただ、私も試してみましたが、和がらしにマヨネーズを加えて調整するより、マヨネーズに和がらしを少しずついれて、辛さを調整した方がいいです。
和がらしの辛さは相当で、ちょっとマヨネーズを加えただけでは、辛さがマイルドになりません。
デメリットとしては、マヨネーズの脂肪分が気になる所です。完全には代用になりませんので、応急的にどうしても欲しい時試す程度にしてくださいね。
まとめ
マスタードがない場合の応急的な対応として、和からしとマヨネーズで代用する方法を紹介しましたしてください。
和がらしには酸味と甘みがないので、それを補うのです。
ただ、和がらしはかなりの辛さですので、マヨネーズを多めにして和がらしを加えるようにしてくださいね。(おわり)