お店のマヨネーズは常温保存・・・冷蔵とどっちがいい?

マヨネーズを買ってきたらすぐに冷蔵庫へ。

そんなおうちが多いかと思います。

マヨネーズは生卵を使って作られているものだし、冷蔵が普通じゃない?と無意識にそうしているかもしれません。

しかし、考えてみるとスーパーやコンビニのマヨネーズは常温棚に置かれたままです。

マヨネーズは常温で保存すべきなのか冷蔵で保存すべきなのか、この点について紹介します。

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マヨネーズは常温保存でいいの?

マヨネーズは開封前と開封後では保存方法に違いがあります。

開栓前

マヨネーズの保存方法について、まずはパッケージに明記されています。

そこには、

直射日光を避け、なるべく涼しい場所に保管してください」

と書いてあります。

マヨネーズの保存方法

「なるべく涼しい場所」って冷蔵庫?と迷ってしまいますが、キューピーの公式サイトには、

 

「未開栓のマヨネーズは常温で、直射日光を避け、なるべく涼しい場所で保存してください。」

マヨネーズは0℃以下に置かれると油が分離しますので、冷蔵庫でも冷気の当たる場所は避け、ドアポケットあたりに置いてください。」

と書いてあります。

未開栓のマヨネーズは常温保存が推奨されているんです。

そして、理由も書いてあります。

0℃以下に置かれると油が分離するから、冷蔵庫は気をつけてくださいねってことなんです。

 

でも、「お店に買ってきたのをいつもすぐに冷蔵庫に入れているけど、問題ないよ」とも思うかもしれません。

これには理由があって、冷蔵庫内の温度は2~6度ぐらいなんです。

ですから、分離する温度には達していません。

ドアポケットが推奨されるのは、ここの付近は若干温度が高めだからです。

あと注意点としては、チルド室というスペースが冷蔵庫内にありますが、チルド室は0℃付近でマイナスになることもあるので、入れない方が良いですよ。

 

ちなみに開栓前の賞味期限は約1年です。

また、700g以上のボトル入りのマヨネーズは約10か月と若干賞味期間は短くなっていますよ。

開栓後の場合は?

開封後の場合は、パッケージの注意書きに書いてありますが、「要冷蔵」と冷蔵庫での保存がおすすめとなります。

保存目安は1か月程度

中身が空気に触れやすく、品質が劣化しやすいので一気に短くなります。

マヨネーズが腐りにくい理由とは?

未開栓のマヨネーズは冷蔵庫の場合は、油が分離するからダメだとは分かったけども、常温は腐りやすいのでは?

とも思ってしまいます。

しかし、腐りにくいのには理由があります。

まず、栓を開けていないものは

  • ボトルは多層構造で酸素をシャットアウトしできること
  • 残った空気を窒素に置き換えたこと
  • 口部はアルミシールで酸素を遮断

(出典:キューピーマヨネーズQ&A)

まず、このように容器に腐らせにくい工夫がしてあるわけですね。それで長持ちするというわけです。

しかしこれだけ容器に腐りにくい工夫がしてあってもいずれ腐ります。真空パックの商品でも賞味期限があって腐りますからね。

 

次は素材についてです。

生の卵を使っている点では腐りやすいと言えますが、マヨネーズの成分は酢。

酢には殺菌効果がありますから、保存に適しているというのもあります。

あと、意外かもしれませんが、塩もマヨネーズには入っています。

塩漬けなんてものもありますから塩の効果からも長期保存ができるわけですね。

お店は保存に適した環境

スーパーやコンビニで常温棚で販売されているマヨネーズ。

未開栓のは、常温保存が推奨されているからですね。

それと、スーパーやコンビニの店内は温度管理されているからという理由もあります。

店内は1日中、比較的安定した温度になっています。

 

お店はチョコなど溶けやすいものも売っていますからね。高温になってしまうと困るわけです。

お店は商品優先ですから、温度管理下置かれます。

しかし、おうちの場合だと、外出などで冷暖房を切ってしまうと、暑すぎることもあるでしょう。

もしそのような環境なら冷蔵庫保存でもよいでしょう。

というのも、0℃以下で油が分離してしまいますが、これは高温でも分離してしまいます。

30度以上になるような環境におかなければならないなら、冷蔵庫のサイドポケットに入れるのが良いでしょう。

まとめ

マヨネーズは常温保存なのか、冷蔵保存なのかについて紹介しました。

開栓前は常温保存が推奨です。

そして開栓したなら、冷蔵庫に保管するようにしてくださいね。

マヨネーズにはボトルにも素材にも腐りにくくさせている効果があるのでできることですよ。(おわり)

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