フリーレント1か月とは?結局これは得か損どっち?

賃貸の募集で「フリーレント1か月」というのがありますよね。

これはいったい何なのか気になるところです。

そして、結局得なのか損なのかも気になるところ。

得そうにみえて、結局は・・損、は嫌ですよね。

このフリーレント1か月について紹介します。

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フリーレント1か月とは?

フリーレント1ヶ月とは、1か月分の家賃が無料ということです。

この期間が2ヶ月や3か月のところもありますよ。1か月だけ住んで、はいサヨウナラということはできません。

一定の期間以上住んでもらうことを前提に、1か月分無料にしますよというサービスなんです。

 

ということは初期費用を押さえたい人にとっては良いサービスなんです。

最初は入居費用だけでなくて、引っ越し費用もかかりますから物入りですよね。

でも、

「初期費用を押さえたいなら敷金・礼金ゼロの物件でも良くない?」

そうとも思いますよね。

 

最近では敷金や礼金がゼロの物件が沢山ありますから、そのような物件に住んでも、とりあえず初期費用は抑えることができます。

でも敷金、礼金ゼロだったらお金がかからないかというと100%そうだとは言い切れないんですね。

実は敷金、礼金ゼロの物件は家賃が相場よりも高めに設定されていることが多いので、一概に初期費用が低いからお得だとは言えないんです。

 

それに、敷金は大家さんに対するデポジットのようなもので、お部屋を明け渡す際のクリーニング代を差し引いたら自分に返ってきます。

もし敷金、礼金ゼロの所に住んでいて、退去時に原状回復義務ということで高額なクリーニング代を請求されたら、これも本末転倒ですよね。

なので、いくらお金がないと言っても敷金、礼金ゼロの物件がお得とも限らないんですね。

 

ですから、フリーレント物件も悪くないと言えます。

初期費用はたくさんかかりますから、1か月分だけ無料でもありがたいですよね。

例えば、3月20日に入居契約をした場合、契約に関する費用と、3月分の日割り家賃と、4月分の家賃を支払わなければならないので、多額な資金が必要となります。

しかし、1ヶ月フリーレントの物件であれば、前述した中から、4月分の家賃が発生しないことになるので、お財布に優しいですよね。

得なのか損なのか

得なのか損なのかですが、まず大家さんの事情を考えてみます。

引っ越しが多いのは3~4月で、5月のゴールデンウィーク明けから引っ越しする人が少なくなっていきます。

すると空室があってもなかなか人が入ってきません。空室では家賃が入ってこないから困るという事情が大家さんにあります。

 

しかし、大家さんとしては空室が出るのを避けたいがために家賃を下げてしまうと、現在入居中の人からクレームが出てしまうという問題があります。

ですので、フリーレントという条件を出して、なんとか空室を無くしたいと考えるんです。

こういった空室を避けたいという事情から、お得な条件をだしているということです。

 

お得な条件を出されると、最初は良い思いをさせて、後でがっぽり取られるのではないかと疑ってしまいますが、このような事情を考えると、そのようなことはありません。

単に入居してもらいたいから、フリーレント1か月という条件を出しているんです。

損か得かといったら、得といえるでしょう。

 

ただ、「空室避けるため」なので、時期が合わなければ見つからないでしょうし、なぜ空室なのかも考えてみる必要があります。

何らかの原因で人が入居したくない・入居しても長く続かない理由が他にあるのかもしれません。

そこは疑って考えておいた方がいいですね。

 

フリーレントの物件は少ないのですが、空室が増えてくる時期を狙って交渉する人もいます。

「1年以上住みますから、1か月分の家賃無料にしてくれませんか」

という感じ。

大家さんとしても次の入居シーズンの3、4月まで空室にしておくより、入居者がいた方が良いのは当然です。

交渉してみる価値はありそうです。

 

さて、フリーレントの注意点は、先ほども触れましたが、フリーレントの間だけ住んですぐに引っ越すというのはNG。

フリーレントの場合、最低でも1年間は住むという条件付きの場合が多いので、一定期間住む必要がありますが、そのような条件が大丈夫なら是非考えてみてくださいね。

まとめ

フリーレント1か月分について紹介しました。

理由としては、「空室を避けたいため」。そのためにフリーレントを実施しています。

理由が分かれば、検討してみてもよいのではないでしょうか。(おわり)

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