「アパートとマンションはどう区別されているのだろう」
そう思ったことはないでしょうか。
アパートは小さくてマンションのほうが大きくてしっかりしている・・、ぐらいのイメージなのではないかと思います。
どう区別されているのか、また違いについて紹介します。
目次
アパートとマンションはどう区別されている?
実をいうと、アパートとマンションに法的な区別はありません。
家の造り、構造、階数、面積などで区別されていないということです。ざっくりと、アパートとマンションと言い分けていることがほとんど。
だからアパートのようなマンション、マンションのようなアパート、というのも存在するんですね。
そもそも、「マンション」という言葉は、
昭和30年代初めより一部の限られた階層を対象に、公団住宅などとは一線を画した高級路線の集合住宅を、高級感をイメージするために「マンション」と銘打って売り出したことに由来するという。(引用:wikiedia)
つまりは、不動産開発業者が作り上げた言葉ということです。実際の英語での意味は、「豪邸」という意味を持っています。ある意味、造語なんですね。
ですから、法律的にも区別されることはありません。
しかし、私たちは、ある程度のイメージはあります。
マンションは、大きくて値段が高そうであると。
ですから、法的な区別はありませんが、不動産会社によっても、ある程度区別するための基準を設けています。
会社によって基準は異なりますが、多いのが造りによる基準。
鉄骨造、重量鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造などはマンションに分類されることが多く、木造や軽量鉄骨造で造られた物件はアパートとされることが多く見られます。
そういった区別を設けているところがありますね。
また階層数で区別している所もあります。
例えば、3階建て以上はマンション、2階建てはアパート。
一般的なイメージとしてもそう思っている人は多いでしょう。4階以上のアパートってなかなか聞きませんよね。
そういった判断基準で区別している会社も多くあります。
違いについて
アパートとマンションに明確な区別はないものの、違いは色んな点で見受けられます。
鉄筋コンクリート物件はマンション、木造や軽量鉄骨造りがアパートの分類されることが多いのは先程述べた通り。
それは防音性にも違いが出てきます。
鉄筋コンクリート造りの物件の方は、木造や軽量鉄骨造りに比べると音は響きません。
もちろん壁が薄く作られている鉄筋コンクリートの場合は防音が気になる可能性もありますが、木造ほどではないでしょう。
また、アパートとマンションの違いとして、家賃の差があります。
アパートは、マンションに比べて一般的に家賃が安いです。
アパートだから確実に安いという訳ではありませんが、10万円を超えるアパートはなかなかないでしょう。また、管理人が常駐している物件が少ないため、管理費などが掛からないところも多いです。
中には駐車場代無料の物件もありますから、マンションと比べると安いのがアパートの特徴です。
他に、安全・安心の面でも違いがあります。
マンションはオートロックや宅配ボックスなどの設備があるなど、アパートに比べると安全性が高いと言えます。
もちろんマンションによって異なりますが、アパートよりも住みやすい環境のところが多いはずです。
特に女性であれば、マンションのほうが安心して住むことが出来るでしょう。
まとめ
アパートとマンションの区別について紹介しました。
法的には区別はありませんが、不動産会社でおおむね基準を設けて違いはあります。(おわり)