冷凍食品は便利ですよね。電子レンジで加熱すればいいだけで簡単です。
最近は食品の保存技術が向上して、いろんな種類をスーパーやコンビニなどのお店で見かけますね。
さて、そんな冷凍食品ですが、「加熱タイプ」と「自然解凍タイプ」があります。
違いは何だろうという疑問は持ちませんか?
自然解凍でできるものは安全なのか、そんな疑問もあると思います。ここでは冷凍食品のタイプの違いと安全性について紹介します。
目次
冷凍食品の自然解凍タイプは安全?
冷凍食品は基本的に加熱による調理が一般的です。
しかし、逆に「自然解凍OK!」と表記してあるものもあります。
料理をしないなら「冷凍食品=レンジで加熱調理」のイメージがあって、自然解凍できることは知らなかった、そんなこともあるかと思います。時代の流れで今はとっても便利になっていますよ。
「自然解凍OK!」なら、もちろん自然解凍によって食べることができます。
まず、なぜ自然解凍で食べられるのかという疑問がありますが、「日本冷凍食品協会」という所が、条件を以下のように定めています。
「35℃で9時間保存(夏季の過酷な条件を考慮)した上で、細菌試験、味・風味・食感の官能試験を行い、それをクリアすること」
製造過程でも厳格な取り扱いが定められているということですね。
お弁当用の冷凍食品に自然解凍OKというのが多いですが、長時間食べない場合も想定されています。
なので十分な微生物制御を行って高度な衛生管理をしているのが、自然解凍タイプです。
逆に言えば、加熱タイプの冷凍食品は自然解凍によって食べることができないともいえますよね。
加熱タイプは加熱調理を前提につくられているので、自然解凍で食べられるほどの微生物制御管理は行っていないのです。
よって加熱調理を勧めている冷凍食品を自然解凍によって食べることは安全ではありません。基本、パッケージに表記してある通りの調理をして食べるのが安全ですよ。
自然解凍をする時間はどれくらいが目安?
最近はお弁当にいれて自然解凍するだけで食べられる冷凍食品も数多くあるようですが、解凍時間の目安はどれくらいなのでしょうか。
これは季節やその日の気温などに左右されるところがありますが、基本的には商品に記載されている通りにするのが良いです。
例えば、「鶏マヨ」という商品のパッケージをみると、「室温20℃の場合、約2時間」とあります。これは解凍するのに、これだけの時間がかかるということです。
「お弁当にいれると、お昼にはちょうど食べごろになっています」とも書いてあります。この場合は4~6時間程度と考えてください。
まとめ
冷凍食品の自然解凍をテーマに紹介しました。
冷凍食品を安全においしく食べるにはやはり商品の調理方法をしっかり読んでその通りに調理するのが良いですね。
食中毒などにならないためにも冷凍食品を食べる際は商品の説明に従っておいしく安全に食べるようにしてくださいね。(おわり)