机はウレタン塗装とオイル仕上げどっちがいいのか。
オーダーデスクを購入の際にこれは聞かれます。オーダーですから、ウレタン塗装とオイル仕上げどっちがいいか選べるのです。
私はオイル仕上げの机を購入して5年経ちますが、デメリットを感じるようになってきました。
この二つのメリット・デメリットを紹介します。
目次
ウレタン塗装とオイル仕上げとは?
ウレタン塗装とオイル仕上げとは何なんのかというと、
- ウレタン塗装・・・ウレタン樹脂という透明な膜を塗る方法
- オイル仕上げ・・・植物油を塗る方法
ウレタン樹脂は木にしみ込むことはなく表面に膜を張りますが、オイル仕上げは木にしみ込みます。
木の素材を活かすならオイル仕上げが選ばれます。
メリットデメリットについて
ウレタン塗装
〇メリット
- 掃除が楽
- 耐水性がある・汚れが付着しにくい
- 定期的なメンテナンスの必要なし
〇デメリット
- 自然の木の良さを犠牲にする
- 冬場冷たい
- プラスチック樹脂なので安っぽい
表面に膜を張る方法なので、自然の木の手触り感が失われます。
水を吸い込まないので、布巾でサッと拭けば良いですし、一度ウレタン塗装をすれば、10年以上はメンテナンス不要ですので楽です。
オイル仕上げ
〇メリット
- 木のぬくもりを感じられる
- オイルは自然素材
- 高級感がある
〇デメリット
- 耐水性がない・汚れが付着しやすい
- 定期的なメンテナンスが面倒
オイル仕上げはすべて自然素材ですから高級感があります。ただ、その分メンテナンスは必要です。
オイル塗布を1年に1回ぐらいは必要になってきます。
机ならウレタン塗装・オイル仕上げどっち?
机ならウレタン塗装・オイル仕上げどっちがいいかですが、好みによります。
メンテナンスは手間ではないし、高級感を優先するならオイル仕上げです。
私はオイル仕上げの机を購入したものの、自分で自分で「水性ウレタンニス」を使ってウレタン塗装に変更しました。
オイル仕上げは、汚れに弱いのが特徴。
先日、コーヒーを机にこぼしてしまいました。綺麗に拭きとったはずでしたが、コーヒーの匂いが机に残ってしまったからです。
また、机で毎日パソコン作業をしていると手の跡の黒ずみができて目立ってしまっていました。
さらに暑い時期、手を置いたままにしていたら木目の柔らかい部分が剥がれてきて、硬い部分との差で凸凹になってきたのです。
表面を削るしかなく、再度このようなことがないようにするためにウレタン塗装に変更しました。
定期的なメンテナンスを怠っていたため、汚れや凸凹が目立ってきたわけです。
もしメンテナンスが大変に感じるならウレタン塗装がおすすめ。机を毎日使うなら余計です。
私の場合はオイルを塗る定期的なメンテナンスをしていませんでした。メンテナンスが苦でないなら、オイル仕上げも良いですよ。
オイル仕上げは木のぬくもりでウレタン塗装ほど冷たくなりませんし、高級感もあります。
両者、一長一短ですね。
自分でウレタン塗装ができる
ウレタン塗装は業者にしてもらわなければならないのかと思ってしまいますが、自分でも簡単にできます。
油性ウレタンニスと水性ウレタンニスというのがホームセンターで販売されています。水性ウレタンニスというのが初心者でも使いやすいです。
こちらは「水性ウレタン着色ニス(とうめい)」という商品です。とうめいですから木目を活かした塗装ができます。
基本的には以下の3つを揃えればできてしまいます。
- ハケ
- 水性ウレタンニス
- 紙やすり
実際、私も実践してみました。業者ほど綺麗にはならないのでしょうが、満足する出来にはなりました。
紙やすりで表面の汚れ・傷を落とす作業と水性ウレタンニスを塗る作業を2~3回繰り返すだけです。
特に難しくはありません。
「自分で机をウレタン塗装をしたい」 「オイル仕上げの机を買ったけども、やはりウレタン塗装がいい」 そんな場合がありますよね。 業者に頼む方法もありますが、自分でもできるのです。それが「水性ウレタンニス」を使った方法です。 …
まとめ
机はウレタン塗装とオイル仕上げどっちがいいかについて紹介しました。
両者一長一短です。
実用的に使いたいならウレタン塗装がおすすめです。しかしメンテナンスに苦を感じないなら、オイル仕上げも良いですね。(終わり)