「自分で机をウレタン塗装をしたい」
「オイル仕上げの机を買ったけども、やはりウレタン塗装がいい」
そんな場合がありますよね。
業者に頼む方法もありますが、自分でもできるのです。それが「水性ウレタンニス」を使った方法です。
目次
水性ウレタンニスとは
ウレタンニスには、「油性ウレタンニス」と「水性ウレタンニス」があります。
油性の方は耐久性がありますが、作業に手間がかったり取り扱いに注意が必要です。
強い溶剤臭があるため換気が必要ですし、ハケの洗浄に薄め液を別途購入して使わなければなりません。
一方、水性ウレタンニスはお手軽。
臭いも少ないですし水で洗浄できますので、うすめ液も必要ありません。
耐久性は油性に劣るとされますが、低いわけではありません。
初心者にも使いやすい商品といえるでしょう。実際、私も使ってみましたが手順通りに進めて簡単にできてしまいました。
準備するもの
準備するものは
- 水性ウレタンニス
- ハケ
- 紙やすり(汚れ・傷の程度に合わせて200~400番)
- ハンドサンダー
- マスキングテープ
- 新聞紙
まずは机の塗る面の汚れ、傷、油分を落とすためにやすりが必要です。
マスキングテープは綺麗に塗るために、側面など塗ってしまったら困る場所に貼ります。新聞は水性ウレタンニスのしずくが落ちても下が汚れないようにするために使いますよ。
塗装の流れ
塗装方法については容器の側面に書いてあるので、それを参考にすれば良いでしょう。
まずは机の上にやすりをかけます。
電動サンダーを使う方法もありますが、ハンドサンダーでも大丈夫です。
コツとしては木目に沿ってやすりをこと。
汚れや傷が深い場合は、やすりの番号を低くして、まずは粗く削ります。その後は番号の高い400番のやすりで仕上げるのが良いでしょう。
綺麗になったら、木の粉をすべて取って水性ウレタン着色ニスを塗ることになります。中身の成分が均一になるように蓋をしたまま容器をさかさまにして十分に混ぜておきます。
そして、やすりをかけるのと一緒で木目に沿って塗っていきます。まずは厚塗りせずムラにならない様子をみながら薄く塗るのが良いでしょう。
このやすりをかけてニスを塗る一連の作業は、1回で終わってしまうのではなくて繰り返します。
一度塗ったら、3時間以上そのまま置きます(冬季は6時間以上)。
そして、やすりがけの作業をします。一度粗く削ってあるので、300~400番のやすりで大丈夫です。
そしてまた塗ります。この作業を2~3回繰り返します。
作業自体は簡単ですが、結構時間がかかる作業です。出来上がったら反射するほど綺麗になります。
写真では分かりにくいですが、満足のいく仕上がりになりました。
注意点は?
使える場所は屋内の木部・木製品です。屋外では使えません。
また、注意書きに高級家具、吸い込みのないプリント合板、常に水のかかる場所は不適と書いてあります。
この商品は水性ウレタン着色ニスです。
ここでは「とうめい」タイプを選びましたが、着色タイプの水性ウレタンニスもあります。
「とうめいタイプ」以外だと着色されてしまうので、選ぶ際は注意が必要です。
まとめ
机の水性ウレタンニス塗装について紹介しました。
私は自分で初めて塗ってみましたが、説明通り進めて満足のいく仕上がりになりました。
業者さんに頼むという方法もありますが、特に状態にこだわらないなら自分で済ませるのも良いでしょう。(おわり)
“水性ウレタンニスを使って自分で机を塗装する方法” への1件のフィードバック