天ぷら油は数回使ったら捨ててしまうという人多いのではないでしょうか。
「何回も使うと油は酸化して身体に悪い」
というのが常識ですからね。
それに汚れが目立ちますと、口に入れる物としては遠慮したくなりますよね。
昔、「ためしてガッテン」で天ぷら油の実験が放送されたことがあったんです。
この実験結果が意外なものでした。
目次
油の一般常識は?
天ぷら油は数回使って捨てるというのが世間では常識です。
「油は酸化してしまうものだから」と皆納得しているものだからです。
この他にも、
- 油が変色している
- 変な臭いがするようになる
- 食材が変な味がする
2、3回使ってこのようになってくると、変えたくなるのが普通ですよね。
私のうちでも大体、2回ぐらいで捨ててしまいます。
というもの泡が目立ってくるからです。
以前、日本人の3割しか知らないこと~くりぃむしちゅーのハナタカ!という番組でもカニ泡がでてきたら油が使えなくなる目安と放送していました。
カニ泡というのは、熱を通すと泡がでてきますが、なかなか消えない泡のこと。まさにカニの泡のように小さな泡です。
食材から出る泡というのは、大きくてすぐ消えてしまいますが、このカニ泡はなかなか消えないんです。
この泡がでてきたら、油が劣化しているという目安ということで交換がおすすめということでした。
このように天ぷら油は何度も繰り返して使うものではないというのが常識です。
ためしてガッテンでの実験結果とは?
以上のように、劣化が目に見えるようであれば交換するのがよいというのが一般常識ですが、「ためしてガッテン」は違っていました。
2008年放送の「ためしてガッテン」で「揚げ油は、これまでの常識を越えてもっと使える!」という回があったんです。
油を酸化させる実験で陽に3日もあてたり、わざと劣化させたりしたのです。
結果は「油は人体に影響を及ぼすほど酸化しない」というものでした。
そして、20回揚げ物しても油はほとんど酸化しないという衝撃の内容でした。
意外ではないでしょうか?
2,3回使って捨てている人にとっては20回も繰り返して使うというのは・・・
実際、調べてみると「油は継ぎ足し継ぎ足し使ってます」というご家庭の意見もたまに聞きますよ。
ではなぜ使いたくなくなるのかというと、汚れが目立つというのもあるからですよね。
保存容器と保存方法がポイント
結局、ためしてガッテンの言う通りであれば、油は大丈夫で中のカスが問題なんです。
それが臭いの原因になったりするんですよね。
- 油が熱いうちに浮いている油カスを取る
- 油が冷めたら油をこして細かい油カスを取り除く(網目の細かい網でもいいですし、キッチンペーパーでもOK。網目の細かい網の上にキッチンペーパーを乗せて漉すと更に効果がありますよ)
- 保存容器に入れれば完成
この手順で油を再利用すれば、長持ちさせることができるでしょう。
また使う際は完全に水気がない状態で入れましょう。
保存容器は、「オイルポット」として販売されています。これは、100円ショップでも売っていますよ。
まとめ
ここでは「ためしてガッテン」で放送された天ぷら油の実験をお伝えしました。
ご家庭で使う油は酸化しても人体に影響を及ぼすほどではないという意外なものでした。
また油の保存方法や保存容器に気をつけながら長持ちさせてみてくださいね。(おわり)