
一人暮らしをしていると、お米に虫が湧いているのは、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
お米を購入してきちんと米びつに入れて保管しているのに、いつの間にか虫が入っている・・・ショックですよね。
この虫はどこから入ってくるのか、またおすすめの虫除け対策についてまとめましたので参考にしてください。
虫はどこから入る?原因は?
お米を買ったばかりで米びつに入れたばかりなのに、お米に虫がわいてしまったのなら、原因の一つとして考えられることがあります。
それは、精米業者が貯蔵しているコメに虫がタマゴを産み付けてしまって、それを購入した後孵化してしまったというケース。
虫の名前は「コクゾウムシ(穀象虫)」。

大きさは3mm程度。
象の鼻のように長い口部分が特徴の虫です。
コクゾウムシはお米にタマゴを産んでおいて、それが孵化してしまうと、恐ろしい勢いで繁殖していきます。
気が付いた時には、お米の中を沢山のコクゾウムシがウヨウヨ泳いでいたなんてこともあります。幼虫はウジ虫に似ているので、見た目もちょっとグロテスク。
コクゾウムシがわいてしまったお米を食べても体に害はないですが、やっぱり嫌ですよね。しかもお米の味が落ちるので、美味しくありません。
でも虫のタマゴがついていない状態のお米でも、保存状態が良くなければ、いつでも虫がやってきてタマゴを産んでしまうんですよ。
自分は市販のお米を購入したのに、虫がわいてしまったから、一体どこから虫が入ってきたのか検討もつかないと不思議に思うかもしれません。
実はお米の虫はお米が入っているビニール袋を突き破って侵入して入るのです。
これが市販のお米を購入しても虫が入る原因で、お米が入っているビニール袋のまま保存していたら、どこからともなく虫はやってきて、人間では見えないような隙間から、タマゴを産んでしまうんです。
密封容器に入れていたとしても、ちょっとした開閉の瞬間にすっと虫が入ってきてしまうものなので、避けようがないのが現実です。
さらに無農薬のお米の場合は、薬剤を使用していないので、より虫がつきやすいんですよ。
また、夏場はすごい繁殖力で一気に増えていきます。
もう一つお米の虫として有名なノシメマダラメイガという蛾の一種もいます。
どちらも25度以上で活動が活発になりますから、お米の保存は密封容器に移し変えて、虫が活発に活動できないように、冷蔵庫の野菜室に入れるという方法もあります。
おすすめの虫除け対策は?
虫がわいたら、お米を捨てるしかないと思いますが、それでもどうしてもお米を捨てる気になれないなら、お米を一度干してみるとか、お米をいつも以上に丁寧に洗って炊くかしてみてください。
それで何とか食べることができますが、それでも通常の場合よりも味が落ちます。美味しくないお米はやっぱり嬉しくないですよね。
おすすめの虫除け対策としては防虫剤を使うことです。
米びつに入れる防虫剤としておすすめは、虫除け対策でお馴染みのKINCHOの「お米に虫コナーズ」。お米に虫コナーズに含まれる天然成分が効果を発揮して、コクゾウムシなどの侵入を防ぎます。
防虫剤を米びつに使うのは嫌だと思うかもしれませんが、お米に虫コナーズに使われているのはユーカリなどに含まれる天然成分がメインなので、安心してお米を食べることができます。
また、炭や緑茶成分も配合されているので、お米にありがちな嫌なニオイも取り除いてくれるんですよ。炊いた時に嫌なニオイに悩まされることがなくなるので、使ってみると良いと思います。
もう一つ防虫剤としておすすめするのが、「米唐番」。
米唐番は天然唐辛子パウダーをはじめ、クミンアルデヒドなど、天然由来の成分を使って虫除けができる優れた防虫剤です。
米唐番をお米の中に置いておくだけで、天然成分が配合されたゼリー状の薬剤がじわじわと効果を発揮してくれます。
米唐番は10kg用のもので、千円くらいで購入できますし、効き目が約半年ありますから、手軽に虫除け対策ができるのでおすすめですよ。
最後のおすすめの対策として、必ずビニール袋から密封容器に移し替えるということです。
ビニール袋のままだと、お米の虫はビニール袋を破って入ってきてしまうので、必ず密封されている容器や米びつを使うようにしてください。
まとめ
今回はお米の虫はどこから入るのか、またおすすめの虫除け対策を紹介しました。
虫がビニール袋を突き破って入るというのは驚きですよね。
密閉容器にいれるか、虫があまり活動できないように冷蔵庫の野菜室に入れることをおすすめします。
防虫剤というと化学物質を思い浮かべて怖い感じがしますが、天然由来成分でできているので安心できますよ。米びつの蓋に貼るだけで、お米の虫が入ってこなくなるので簡単です。
是非、美味しいお米を食べてくださいね。(おわり)