引っ越したのはは良いけれど、前の人が住んできたわけだから、なんとなく気分が悪い。また、引っ越してからと言うもの、体調不良や良くない事が続いている。
そんなことはありませんか。
気分的に前の人が住んでいたという思いが強ければ、心身に影響を与えているかもしれません。そんな場合は、部屋を清めるということをしてみてはいかがでしょうか。
また、引っ越し前に清めておいた部屋に入居をしたいと言う場合もあるでしょう。
そういう場合の簡単にできる清め方をご紹介しますね。
目次
部屋の清め方
一般的な盛り塩と、お風呂での清め方を紹介します。
盛り塩をする
最も手軽で、かつ有名な清め方と言えば、やはり盛り塩です。
盛り塩とは、小さなお皿の上にお塩を三角錐になるよう盛ったものを部屋の隅や、玄関先に置いておくと言うもの。
飲食店など、よく人が出入りする所の入り口に置いてあるのを、たまに見かけます。
お清めと言うと、若干オカルトめいたうさんくさいもののように思えるかも知れませんが、盛り塩は日本に昔からある風習ですよ。
元々塩は、神事や仏事の際に清浄をもたらすものとして用いられる事が多く、お葬式の後に塩で身体を清めたり、神棚に盛り塩をお供えすることからもそれが分かるでしょう。
盛り塩に使用する塩は基本的にどのようなものでも問題ありませんが、おすすめは粗塩です。
粗塩は、「あらじお」と読みます。粒が粗い塩という意味がありますが、ここでは、精製してない塩のことです。
天然塩とも呼ばれます。普通にスーパーでも販売されていますよ。
粗塩は、盛りやすいため皿の上で形成しやすく、霧吹きなどで軽く湿らせておけば形が崩れにくいです。
形としては、冒頭の写真のように、八角錐、もしくは円錐形にします。この方が神様が降臨しやすいといわれていますよ。
また、盛り塩に清酒を振り掛けることでお清めの力が増すともされています。
もしより高い効果を期待するならば清酒をかけたり、事前に神社で祈祷された専用のものを購入すると良いですね。
お風呂でお清め
清める必要があるのは部屋だけではありません。
その部屋で暮らしている自分自身も清めることで、悪いものを落としましょう。
自分自身の清め方として最も手軽なのは、お風呂です。お風呂と言ってもただお湯と石鹸で身体を洗うだけではいつもと変わりません。
お清めのためにお風呂に入るならば、浴槽にお酒を加える酒風呂にするのです。
酒風呂を行う場合は、事前にお湯をはっておいた浴槽に清酒(日本酒)を200m;から250mlほど入れて入浴するというもの。
この時に注意したいのは、浴槽に入れるお酒はあくまで日本酒であること。
海外のお酒や合成清酒は避けましょう。
おすすめは純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒・特別純米酒と表記されている、米と米麹で製造されているものになります。
体質的にお酒を受け付けないと言う人は、天然塩を用いた塩風呂もおすすめです。
塩風呂を行う場合は、浴槽に天然塩を大さじ2杯程度入れて溶かし、入りましょう。塩風呂が身体にたまった穢れを吸収してくれますよ。
まとめ
部屋と体の清め方について紹介しました。
引っ越しして、体調に変化が起こったならば、試してほしい方法です。また、引っ越しした時は、習慣的にお清めをするのも良いですね。
オカルトでもなんでもなくて、日本古来の風習なのですよ。(おわり)