
カッターには替刃があります。
替刃だけだったり替刃付きのカッターとして売っていますね。
その替刃を触ってみると・・・ヌルヌルして油っぽいです。なんだか気持ち悪いと思ってしまうかもしれません。
何がついているのでしょうか。拭き取ってもよいものなのでしょうか。
目次
カッターの替刃がヌルヌルして油っぽいのはなぜ?
カッターの刃がヌルヌルして油っぽいのは理由があります。
自然にそうなってしまっているのではなくて、意図的に塗ってあるんです。
防錆油(ぼうせいゆ)、簡単にいえば錆止め油。これを刃に錆びさせないようにするために塗ってあります。
刃が錆びてしまっているカッターを持っていないでしょうか。
こちら私の持っているカッターの刃ですが、かなり錆びてしまっています。長期間おいておいたらこうなっちゃいました。
このようにならないように油を塗ってあるんです。錆びてしまったら切れ味が悪くなるのでカッターの意味がなくなってしまいます。
防錆油はカッターの刃だけででなく、金属部品他、多用途に使われています。
やはり部品が錆びては機能低下を起こしてしまいますからね。
錆びる=表面が空気や水に触れる酸化という化学反応ですから油を塗って空気や水に触れにくくしてあるんです。
じゃあ、「空気に触れさせないように家にある植物油でも塗ろうかな」なんて考えてしまいますが、これはダメなんです。
植物油はそれ自体が酸化しやすく劣化しやすいので、保存させる油としてはむかないんです。
拭き取った方がいい?
ヌルヌルして気持ち悪いから拭き取りたいと思ってしまいますよね。
保存する刃であれば錆びを防止する役割があるので、できるだけ拭き取らないようにしましょう。
私の保管してある替刃も油をふき取らずそのままにしてあるので、刃はきれいなままです。
ただし、つけかえる刃であれば、場合によっては拭き取った方がよいです。
防錆油は植物油とは違って石油系の油が使われていますから、もし子どもがいて触った指を口に入れたりする可能性があるなら拭き取った方がいいです。
また本来の使い方と違って食べ物を切るなどには使わないようにしてくださいね。
まとめ
カッターの刃がヌルヌルして油っぽいのは防錆油(ぼうせいゆ)が使われているからです。
保存する刃であれば、そのまま拭かずに置いておきましょう。
この油は石油系の油ですので口に入れることのないようにしてくださいね。