ホームセンターやドラッグストアに行くと、部屋干し洗剤というのが販売されています。
一方で普通の洗剤もされています。
部屋干しだから部屋で干す用なのだろうということは何となくわかりますが、詳しい違いは分かりにくいですよね。
外で干すのは大丈夫なのかという疑問もあります。違いをはっきりさせて効果的な使い方をしましょう。
また、部屋干し洗剤のデメリットも紹介します。
目次
部屋干しと普通の洗剤の違いは?
洗剤には普通の洗剤と部屋干し洗剤がありますが、その違いはというとズバリ除菌成分が入っているかいないか。
パッケージにも、「菌・ウイルスまで落とす」と書いてある商品があります。
普通の洗剤は、洗濯して外に干して日光で自然乾燥させるので、菌は繁殖しにくいといえます。
そのため、普通の洗剤には除菌成分は不要。または除菌成分が入っていないかわりに、強い洗浄成分が配合されているので、がんこな汚れも落としやすくなっています。
部屋干しの場合は、日光の下で干すのに比べて、菌が繁殖しやすいです。
菌の繁殖条件は、「温度・水分・栄養分」。
部屋干しすると空気の流れが悪く湿気がこもりやすいです。そして、汗や汚れといった栄養分で、洗濯物についた細菌が繁殖するんです。
菌が残っていると、何に影響するかといえば、「生乾き臭」。
元が雑菌なのでイヤな臭いであることは明確です。カビ臭いような汗臭いような嫌な臭いです。
このような臭い対策として、部屋干し洗剤は、菌の繁殖を防ぐ除菌成分の他、防臭効果のある成分も配合されています。
洗濯の段階で除菌効果を発揮し、部屋干ししても菌の繁殖を防いでくれるので、乾いた後でも嫌な臭いが抑えられます。
部屋干し用と書いてあるので、部屋専用で、外で使ってはダメなのかなと思ってしまいますが、外で干すのに使っても大丈夫です。
結局は、除菌と防臭効果が追加されているということだけですので、外に干しても特に影響がないということです。
洗剤の公式サイトにも、外に干しても問題ない旨が書いてありますよ。
部屋干し洗剤のデメリットは?
ただ、部屋干し洗剤にもデメリットがあるので要注意です。
部屋干し洗剤に含まれる除菌剤には漂白剤が使われているため、ジーンズなど色の濃い衣類は多少色あせする可能性もあります。
部屋干し洗剤には「酸素系漂白剤」が使われれていますよ。
雨が続く時期などは部屋干し洗剤を使い、晴れた日は普通の洗剤を使ってジーンズなどを洗うというように使い分けすることで、洗濯物が臭くなるのを防げます。
部屋干し洗剤の中には普通の洗剤よりも価格が高いものもありますが、同じ位の価格のものあります。
人気の部屋干し洗剤は?
部屋干し洗剤の中では、部屋干しトップ除菌EXは人気があります。
汚れを落としつつ除菌もしっかりできるダブル分解酵素配合で、生乾き臭の防止はもちろん、乾いた服を着て汗をかいた時の臭いまで抑えてくれる効果があります。
更にアタックNEO抗菌EXWパワーもやや値段は高いですが、部屋干しに最適な洗剤です。
少量で驚異の抗菌、防カビ作用があってシトラスグリーンの爽やかな香りも人気です。
また、トップのスーパーNANOXは、衣類の繊維に入り込んだ細かな汚れや雑菌にまできちんと作用し、除去してくれる成分が含まれています。
洗浄力に優れており、洗濯の際のすすぎも1回で済んでしまうので節水にもなります。
他にもアリエールイオンパワージェルサイエンスプラスも高い抗菌、防臭効果があるということで愛用者が増えています。
部屋干し洗剤でなくても、抗菌効果のある洗剤も出ているので色々試してみてくださいね。
まとめ
部屋干し洗剤と普通の洗剤の違いは、除菌成分が入っているかいないかです。
外で干すことも全然問題ありませんよ。
抗菌・除菌成分が含まれている一方で、デメリットとして、漂白剤が使われている為、多少色あせがある場合があります。
部屋干し洗剤を理解して、上手に使い分けて下さいね。(おわり)